オーナーの西表島暮らし日記
2006年12月07日(木) 沖縄

弱肉強食

20061207a
普段海に潜っていると
自然に対して
一番に感じることは
美しいとか
すごいなぁ~とか
そういうことではなく
まずは
厳しい世界だ!
ってこと
自然界は本当に厳しい・・・
カメラ片手に
小さな魚の群れを見ているそばから
突如現れた大物に
食われたりもする・・・
それが自然なのだ
可哀想だとか
残酷だとか
そんなことを思ったって
弱肉強食
それで自然は成り立っている・・・
ところが

すぐ近くの新城島(上地島)で
クジャクの根絶作戦が行われている
これは
環境省によるもので
もとは
島の宿泊施設で飼育されていたものが逃げ出し
それが
繁殖したのち
島の生態系を壊していることによるもの
このインドクジャクは
繁殖力が非常に強く
島に天敵もいないことから
トカゲやチョウ
鳥などを食いつくし
その数が激減しているらしい
要するに
外来種によって
本来島にいるはずの生き物が危機的状況になっているわけ・・・
最近
いろいろと
ニュースでも聞きます
いないはずのカメが
どこかの池にいるだとか
大きなヘビが逃げ出したとか・・・
しいては
飼っていたペットを世話できなくなり
どこかに放つだとか
まったく
無責任という以外
何ものでもないよね
それで悪者扱いされる生き物だって
不本意だろう
僕だって正直ここにいる生き物ではないんだ!!
って思っているかもしれない・・・
本来弱肉強食の世界に住むものは
そこにいるからこそ
逞しく
そして美しい・・・
人間の都合で増え
人間の都合で駆除される
・・・
何だか
心の痛むニュースでした・・・

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