天候:くもり
気温:16℃
水温: ℃
風向:北
波高:5.0m
西高東低の
典型的な冬型の気圧配置
全国的に寒波襲来だったのでしょうか・・・
こんにちは! かわじり です
こちら西表島も
一日強烈な北風で気温が上がらず
最高でなんと16℃!!
内地のかたの怒られそうですが
八重山で気温16℃は稀に見る低気温
外に出ると寒いです・・・(笑)
さて
今日ほどの強烈な北風は
いくらこの時期といっても稀なわけですが
この時期といえば
八重山では
「さとうきび」の収穫の季節
いきなり何の写真!?
と思われたかた
これは
西表島の大原にあります
製糖工場の内部です
実は昨日
用事で大原へ行ったのですが
その足で
「ようかん」を買いに製糖工場へ立ち寄ったのです
というのも
みなさまご存知でしょうか・・・
和菓子の老舗「とらや」さんの「おもかげ」というようかんは
西表島の黒糖を使って作られているのです
詳しくは こちら→ とらや「おもかげ」
で・・・
その「おもかげ」を買い帰ろうとしたとき
事務所内
4名くらいで何か難しそうな商談をしていた雰囲気の製糖工場のお偉いさんが
「見ていかないか?」と
その商談を中断(!?)し
外まで出てきてくれたのです
せっかくだから
工場の内部を見学していったらどうかとのご提案
「観たいですっ!」と
そのまま 製糖工場の工場見学へ!
この工場
まだ完成し1年くらいのもので
内部ももちろんキレイ!
さとうきび畑や出来上がった黒糖は
もちろん常日頃目にしていますが
こうして黒糖を製造している様子を見るのは僕も始めてで
こうして絞られて
ここで水蒸気を飛ばし
ここで成型するんだよ
とかなり丁寧に説明をしてくれました
大事な商談は約10分中断だったのかどうかは
僕の知る由もなく・・・
島に長く住んでいても
初めての経験で
かなり興味深く面白い時間でした
黒糖は
同じ八重山でも
西表島のもの、小浜島のもの、波照間島のもの
それぞれにその味は違うのですが
それは
土の性質が異なるからだそうです
そして
「ちょっと待ってて」と
帰り際
出来立てのサンプルの黒糖を少し分けてくれました
その味は
今まで食べたことのない感覚で
言うなれば
普通のキャラメルと生キャラメルの違いのような
とっても滑らかで柔らかい
絶品黒糖でした!!
ということで
西表島の太陽と風を受け
農家のかたが大事に育てたサトウキビ
ちなみに糖分は
全体の15%ほどで
ほとんどが水分だそうです
絞られたあと繊維質のものを燃料に
その水分を蒸発させるエコなシステムなようで
「これは夢のある工場なんだよ~!」と
3回くらい力説してくれました
そして
その水分が飛んだものが黒糖になり
その黒糖を原料として
あるものはこうして高級和菓子になるというわけですね
ん~
こうしたことが流れでわかると
またこの島が面白くなりますねっ!!
さて
明日~明々後日までは
店は休みを頂きます・・・
(かわじり)