西表島は東京から南西に約2,000km 離れ、沖縄県八重山郡竹富町に属する島です。
石垣島を含め八重山諸島を構成する島のひとつで、沖縄県内では沖縄本島に続き2番目に大きな島。
沖縄本島・那覇市までは約400km ですが、台湾までは約200km という距離に位置しています。
もちろん時差はありませんが、実質東京とは1時間ほどの時差があるようなものです。
島の90%は熱帯・亜熱帯の原生林に覆われ、手付かずの自然が残るまさに秘境にしており、イリオモテヤマネコやカンムリワシはその代表的なものです。西表島には大小あわせて約40 の川が流れており、その多くの河口付近にマングローブを有し、特に仲間川流域のマングローブは日本全体のマングローブ面積の約4分の1を占めるほど雄大なものとなっています。こうした貴重な自然を有することから西表島は島全体が国立公園に指定(1972年)されています。
そして、周囲の海では400 種を超えるサンゴと豊かな海洋生物が生息し、石垣島と西表島の間の日本最大の広大なサンゴ礁域が石西礁湖として国立公園にしてされています。
年間の平均気温は23 度と温暖で、島内14の集落合わせ人口は約2,000 人。
主な産業は、観光、農業(パイン・マンゴー・サトウキビ・米)、牧畜(牛)などです。
自然豊かなこの島では、都会ではありえない光景を目の当たりにすることばかりで、道端を歩いているだけでも面白い。
時間をかけてゆっくりと、自然に抱かれて遊びたい。そんな島です。
島の玄関口は、島の北側に位置する上原港、そして南側に位置する大原港。
島内は上原港を中心とする西部地区と、大原港を中心とする東部地区に分かれています。 島内には電車はなく、主な交通手段は車となります。
ただ島を一周する道路はなく、南側の南風見田から、西側の白浜までちょうどアルファベットの「C」を左右反転させたようなかたちで、海沿いを舗装された道路が走っています。
上原~大原間は約40km。白浜~南風見田間は約55km。島内には信号機は2箇所しかなく、もちろん渋滞は皆無。大原周辺にはサトウキビ畑、上原周辺にはパイン畑が広がり、どこを走っても景観が良く気持ちの良いドライブが出来ます。
路線バス、タクシー、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクル等が観光のかたの主な足となります。
ただ路線バスは本数が少なく、またタクシーは島内には1~2台しかないので電話で呼ぶスタイル。
自由に島を動き回るにはやはりレンタカーが便利。島内にはレンタカー屋さんが数店あります。
また、島内でのツアーにご参加の場合、ほぼ各ツアー店がご宿泊先まで無料で送迎をしています。
貴重な自然の宝庫であるこの島には、多くの天然記念物が生息しています。
特別天然記念物としては、有名なイリオモテヤマネコとカンムリワシ。国指定天然記念物には、セマルハコガメ・キシノウエトカゲ・オカヤドカリなどが指定されています。
イリオモテヤマネコに遭遇することはなかなか難しいですが、カンムリワシやセマルハコガメは日常比較的遭遇することの多い生物です。
また、島内の道路にはこの島らしく「やまねこ飛び出し注意」の看板が数多くあります。
ヤマネコに限らず、シロハラクイナやセマルハコガメなどがよく道路を横断しているので、車の運転はスピードの出しすぎには要注意です。
西表島の北側、鳩間島とのちょうど中間に位置するサンゴで出来た白い島。なんとものんびりとした時間が流れており、当店の各ダイビングコースもこのバラス島周辺が主な海域となります。ランチ休憩で訪れることも出来ます。海中にはカラフルな魚たちもいっぱい。一度は訪れたい島です!
落差50m以上、沖縄県内最大の滝。カヌーツアーもこの滝まで行くコースが多く。マングローブの生い茂る細い川をカヌーで漕ぎ、手軽にジャングル気分が味わえる。夏場には滝つぼで泳ぐこともできる。
主流長は18km。沖縄県内最長の河川。浦内橋から遊覧船乗り場があり、上流船着場まで約30分。そこから約30分山道を歩くとマリウドの滝。その10分先にはカンピレーの滝がある。山道といっても歩きやすいのでご心配なく。
西表島西部。マリゥ=円い、ドゥ=淀み、という意味。幅の広い落差は圧巻で3段階に落ち込む。日本の滝100選にも選ばれている。
ドラマ「瑠璃の島」の舞台となったことでも有名。歩いてもすぐに周れる小さな島だが、それだけに何もないのが魅力の島。赤瓦屋根の民家を横目に歩いているだけでも気持ちが良い。もちろん住んでいるかたがいますので、散策するときの格好は秩序をもって。
砂を手に取ると、星の形をしたホシズナが見つかる人気のビーチ。 綺麗な魚も多く、スノーケリングをしても面白い。
水牛車に揺られて渡る定番の観光コース。
水牛車ではおじぃやおばぁが三線を弾いて島の詩を歌っている。
東部・大原港側に流れる西表島で2番目に大きな河川。 カヌーや遊覧船で上流へ上がると、日本最大のサキシマスオウノキが見られる。
西表島の生物についてパネルや模型を使って紹介している。イリオモテヤマネコの剥製もあり、動植物の好きな方にはなかなか興味深いところ。