より速く、より高く、より美しく
鍛錬された世界のトップアスリートたちのパフォーマンスを観ていると
ただただ、凄い!と思うと同時に
人間の能力ってどこまで進化するのだろうかと思う・・・
この島のオジイやオバアは
「この辺り(日程)に台風が来るねぇ」とか
「もうこの天気は回復するさぁ~」とか
空を観ながら平気で言う
ツバメが低く飛んでいるときは雨が降るっていうのは
きっと昭和のひとなら(笑)一度は聞いたことがあるだろう
もちろんネットで情報を得ているわけでもなければ
スマホで”ググッて”いるわけでもない
それでも
過去の経験や、いわゆる直感のようなものでそう言いきり
そしてまた
それは結構な確率で当たる・・・
空を見上げ雲を読み
肌に当たる風の変化に気づき
生きものたちの行動を敏感に感じとる
まさに”五感”を研ぎ澄ました生活
この島に暮らして約20年
僕自身もその感覚が研かれてきていることを時々感じ
そして
それをどこかで心地よく感じている自分もいる
人間が本来持っているだろう能力
それをシンプルに発揮している感覚とその心地よさ
そう遠くない未来に
本当にひとは車のハンドルを持たなくなるのだろう
“AI”で様々なものが動く世界がやってくるのだろう
いや、もう来ているのかな・・・
超高齢化社会を迎える日本
様々な判断が人工的になされることは
もちろん様々なメリットがあること
そして、そのAIを創り出しているのが人間なのであるから
それはもの凄いこと
でも
こんな田舎の島で暮らしていると
そんな”五感”を研ぎ澄ます生活っていうもの
未来に残したいものなのかなって
ちょっと想ってみたり・・・
さぁ、ラージヒル
100m以上も落ちてこない世界のトップアスリートは
その瞬間、何を感じ取っているのだろうか・・・